鄭家大屋

先日、中国に行ってきました。
今回の目当ては博物館の漢から清までの展示品ですが
行きたい建築もあり鄭家大屋やM+、小大建築設計事務所さんの建物なども見て回りました。
特に感動したのは鄭家大屋の中庭と渡り廊下で
メインエントランスと客間を繋ぐ中庭の存在が建物の表情を沢山作り出していました。
中国の伝統的な屋根・梁・煉瓦・漆喰彫刻?などの建築材料を基にエントランスの吹き抜けや窓の細工・アーチ型の通路などは西洋の影響を受けながらも見事に整えられた清時代の建物が私にはとても最先端であり新鮮に映りました。
庭は建築によって四面囲まれている事で外と切り離されより建物と一体的なまとまりとなって視覚的にも動線的にも連続し特別な感じがありました。
建物の統一感が作り出した間に植木鉢を置いた程度で大した事しているわけではありませんが
十分に成立していて今、自分が抱えていた課題への気づきを得られた建物でした。

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