てりむくり

現在、岡崎市で庭の工事をさせて頂いております。
設計事務所さんは 宝角建築アトリエさん 象徴的なむくり屋根です。

んで、今日は屋根の話をしていて、照りは中国から来ているのはこの本を読んで知っていたので
むくりってどっから来ているのか気になって読み直してみたところ、、、不明。笑
関西地方にあるくらいとは書いてある。
僕が調べれてないだけだと思うので気になった方は読んでみて下さい。。

このてりむくり、屋根全体のてりむくりの話ではなく唐破風の事をてりむくりと言っております。
また、このてりむくり桟瓦の波打つ形状にも潜んでおり江戸時代に西村半兵衛が作業を簡易にするのと重量を減らす為に1674年に考案したそうです。
もともと本瓦葺きは大陸文化で丸瓦と平瓦が朝鮮半島から入ってきました。その時が588年。
なんと桟瓦になるまで1000年以上もかかっているのですね。
読んでて特に面白かったのが丸瓦を男瓦 凸 と言い平瓦を女瓦 凹 と呼んでいた事。
その凹凸が交わることで男女の交合を意味し性的な感覚を昴進する意図の表れと書いてある。
和な感じしますねぇ。

この本を読んで手元にある丸瓦の残欠を見ていると百済の職人が日本に瓦をどう伝えたのか気になってきますね。

前に行った宗廟は本瓦葺き。

昔にポンペイ遺跡まで行った時の写真。
復元された屋根 2000年前もこんな感じだったんですねぇ。

下の写真は前に行った安東の茅葺屋根。これはむくり屋根形状ではあるのですが
本を読んだところ、どうやら遊牧民族のパオからの流れのようです。
屋根って面白いですね。

結果、僕の欲しい回答は見つからず。。

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