苗木
いつもお世話になっているアクアイグニスさんの敷地に3年前に苗木を植え込みさせて頂きました。
初めは10~30cmの苗木を植え込み今は一番高い木で3m以上に成長しました。
過密に植えた苗木は冬に掘り取り敷地の足りない部分に植えています。
そうすることで過密に植えた部分は年々適度なバランスを保ち、
予算が届かない場所は植え替え費用だけで庭を更新して行けて一石二鳥となっています。
この苗木の植え方は宮脇昭さんの植え方を参考にし、イオンの植樹祭後の外周を
色々見てまった結果、成長過程における管理方法の弱点が克服出来たのではないかと。
僕はこの宮脇昭さんの植栽方法ほどコストパフォーマンスが優れているものは無いと思っています。
もしも、依頼がこればかりになったら僕や他の造園会社潰れますが。。。(笑)
ですが、現在の住宅事情でいきなり完成を狙う造園は造園で様々な面で
施主への負担が大きいので私はイエスとは言えない気持ちも持っています。
(自分なりに説明しています)
この写真の苗木達が4m・5mと大きくなっていく植物の成長を見届けるのが私はとても楽しみで
これこそ庭づくりの醍醐味の一つだと思います。本当なら どの庭にもこの体験を庭に織り交ぜたい。
しかし、施主が高齢ならそうはいかない部分もあったります。
色々考える事が多いので、なかなかハードルが高いのですが今は実験中ということもあり
管理し続ける事でいつもと変わらぬ植栽になったら織り交ぜた提案もして行けそうです。
今はスタートが結構大事な時代ですのでこれはこれで自分の美意識を磨き、
ある程度完成したものが必要である意味も見つけながら向き合って行こうと思います。
因みに文豪の室生犀星は庭は生垣だけで十分的な事を書いています。
わかるわぁ~