安城の庭

今日は蒼築舎の松木さんに三和土のワークショップをして頂きました!

今回使った土は現場の土です。敷地が田んぼの横という事もあって藁を細かく割いた材料を入れて頂き
周辺に馴染むような仕上げを目指しました。
もう、ミキサーで練ったネタを手に握っただけで今日の仕上がりはカッコ良くなるだろうなと思いましたね。

岩間さんとの打ち合わせで凹凸のある雰囲気を希望頂いたので
叩きっぱなしの仕上がりとしました。三和土は元々は集落の人達が集まって作っていたもので
その時代の事を考えるともっと荒い感じで作っていたんだろうなと想像するだけで楽しくなります。
皆、土を楽しそうに触っている姿が印象的で今週にした植樹祭に通ずる何かを感じました。


完成はこのような感じになりました。これから徐々に水分が飛んで
塗れた色が本来の土の色に近づいていきます。物凄く良い風合い。

松木さんが仰った「土って人を集める力がある」と言った言葉が印象的でした。
まだ、土間の仕上げが三和土ばかりだったころは土が地域を繋ぐ役割を担っていたと
思うと今の仕事のありかたは少し寂しい様にも感じます。
以前はこのような事に直面するたびに素材や経済的な要求に不満を感じていました。
確かに素材のもつ力も物凄いものですが
それ以上に何事も楽しんで出来るかどうかの気持ち次第だという事を
再認識出来た日となりました。

お施主様・岩間さん・蒼築舎の皆さん・ワークショップに来ていただいた皆さん
本当にありがとうございました!

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